米食味鑑定士が教える、粒感際立つおいしいごはんの炊き方
そろそろ新米の時期ですね。もうすぐ稲刈りの時期が始まるかと思うと、そわそわ、ワクワクしている私です。
私達は、米どころ魚沼で魚沼産コシヒカリ作っている魚沼農耕舎です。珍しい一般財団法人で農業を営んでおります。
1995年に地域の田んぼを守るため、農業公社として設立された財団法人であり、現在も、地域の田んぼを未来につなげるため日々活動をしております。
そんな私たちがおススメする、おいしいごはんの炊き方をお知らせいたします。以前にもお伝えしておりますが、重要なことなので繰り返しお伝えしていこうと思っております。
魚沼産コシヒカリをより美味しく召し上がっていただくための5つのポイント!
◎お米を洗うときは、まず水の中にお米を入れる。
お米は乾いています。美味しいご飯を炊くには、まず乾いているお米にきれいなお水を吸わせることが大切です。
お米を入れたボウルの中に、勢いよく水を灌ぐと、お米が見えないくらいとても濁った水になりますよね。逆に、お水をはったボウルの中に、お米を入れるとお水はほとんど濁りません。きれいな水をお米に吸わせることが出来るのです。これが美味しいごはんに仕上げる第一歩で大きなポイントです!
このように、水の中にお米を入れると驚くほど、水は濁りません。きれいなお水をお米が吸ってくれている様子が目で見てわかります。
◎洗うときは、たっぷりの水の中でお米をやさしくかき混ぜる。
かく言うわたくしも以前はそのように研いでいましたが、水をきったお釜の中でお米とお米をすり合わせるように、ガシッガシッと力を入れて研いだり、ざるの中でかき混ぜるとお米が割れてしまいます。この時お米が悲鳴を上げていると思って、やさしく優しくしてくださいね。現在は精米技術が進化していますので研ぐというよりも、やさしく洗うという感覚でかき混ぜて頂くとお米が割れずに、粒感あるごはんを味わうことが出来ます。
◎水はお米と同量でOK。
もちろん柔らかめがお好きな方は、お水を増やしていただいて、大丈夫なのですが、お米を同量のお水で炊いていただくと、粒感たっぷりのごはんに仕上がります。1:1~1.2倍くらいで加減してみて下さいね。お米と同量のお水を炊飯器に入れてみると、炊飯器のお水のラインのかなり下の方になるのに驚かれる方もいらっしゃいます。
炊飯器の水のラインは、かなり高めになっています。1:1でお水を入れてみて頂いて、ご自身の炊飯器のお水ラインを確認してみることもおすすめです。
◎炊飯器、圧力鍋の場合は基本的に浸水時間は不要。
炊飯器は、浸水時間があらかじめ設定されている場合が多いと思いますし、圧力鍋の場合は漬け置かなくても、大丈夫です。逆に漬け置く時間が長すぎると、せっかくのお米の旨みがつけ水の方に流れてしまって、おいしいごはんになりません。
ただ、早炊きや一般的なお鍋で炊飯される場合は、15分程度の浸水時間は必要になります。
◎炊き上がったら、すぐに空気を含ませるように混ぜる。
お米が炊き上がって、鍋や炊飯器の温度が90度から95度の間に、かき混ぜて空気を含ませるようにします。そうすることによって、ツヤのあるピカピカなごはんに仕上がります。
いくらおいしい魚沼産コシヒカリでも、温度が下がってしまってから空気を入れても、ツヤのあるピカピカごはんにならないので、ここの最後のポイントも非常に重要なポイントになります!
粒感たっぷりのツヤツヤぴかぴかおいしいごはんの炊き方まとめ
これまで、5つのポイントについて、お知らせしました。大切なことなので、もう一度まとめてみますね。
1、まず第一にこれが最も大切なポイントになりまが、ボウルに水を入れたところにお米を入れる。
2、一旦ザルにあけて、また水の中にお米をいれて、たっぷりの水の中でやさしくかき混ぜるように洗う。
3、浸水時間は特に設けなくても大丈夫。早炊きや普通のお鍋で炊く場合は15分程度必要です。
4、炊く時の水はお米と同量かもしくは1.2倍。お水も計量します。
5、炊き上がったら、温度が高い(90度から95度)うちに空気を含ませるように混ぜる。
以上となります。是非、お試しください!
いつものお米で炊いても、いつものごはんとは違った美味しいごはんに仕上がりますよ!
もっとツヤツヤぴかぴかの魚沼産コシヒカリを炊いてみたい!と思う方は下記のバナーより私たちの作った魚沼産コシヒカリでもおためしいただくことが出来ます。
9月15日以降に新米をお届けできる予定となっております。