魚沼農耕舎の魚沼産コシヒカリ【米作りは八十八手 今の作業を伝えます。】催芽(つきあかり) 編
米作りは八十八手と言われます。現代になってだいぶ省略されたり、二つの作業を一つの機械でできるようになったりと、省力化はされてきていますが、それでもやはり手間がかかるもの。
先日から浸種していた種もみは、次の工程の催芽(さいが)が終わりました。
催芽は水槽に入れた状態で、浸種よりも温度を上げ(約30度)で、はと胸状態にさせます。おおよそ、つきあかりで23時間、コシヒカリで24時間かかりました。
催芽は発芽を均一にするために行います。
画像では、わかりにくいかもしれませんが、芽がほんの1mm程度、出ている状態の種もみが全体のうち80%ほどになるまで、行います。
播種の時に折れてしまわないように、芽が出すぎないように、でも、出なさすぎないように、どのくらい催芽をするか、やめるかを見極めます。
くれぐれも出すぎない状態で、脱水します。
すべてがつながっている、米作りです。
脱水後の種もみです。
秋に収穫できるまでは、まだまだ何工程もありますね。