まだまだ新米の時期 美味しいご飯の炊き方 7つのポイント!
魚沼で美味しい魚沼産コシヒカリを作って、毎日たべている私たち魚沼農耕舎のおすすめする意外と知らない⁈コツをお伝えいたします。
この記事を読むメリット
・米食味鑑定士がお伝えする、当たり前の事、意外に知らない?気づいていない?今どきの炊飯器で美味しいごはんを炊くコツがわかります。
ごはんを炊くには、まず研ぐところから!
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この記事でお伝えしたいのは、お米が乾物であるということを理解して、ほんの少しだけやり方を変えるだけで、美味しさが倍増するご飯の炊き方です。
魚沼産コシヒカリを作っている私たちだからこそ、美味しいごはんを食べていただきたい!そんな思いでお米のおいしい炊き方7つのコツをお知らせいたします。
お米をきっちり計る
当たり前のように聞こえますが、みなさん、お米をきっちり計っていますか?ざっくりこんもりとお米を入れてしまっていませんか?
すりきりのお米とこんもりのお米どのくらいの差が出るか、ご存知ですか?すりきり1合のお米は約150gです。
画像左は、さっと指で摺り切りにしたものです152gでした。画像右の様にこんもり入れてしまうと168gになってしまい、実は10%も重さが変わってしまうのです!こんなに違うと、お水の量が同じ場合、だいぶ炊き上がりに差が出てしまいますよね。
ということで、コツ1は当たり前の事のようですが、お米をきっちり計る!です。
ざるとボウルを用意する
えっ?と思われた方も多いかもしれませんね。
炊飯器の内釜でお米を研ぐ方も多いのではないでしょうか。かくいう私も以前は、内釜でお米を研いでいました。
それでは何故、ざるとボウルを用意するのか?というと、今どきの炊飯器の内釜は美味しく炊ける構造上、非常に厚く重いものが多いです。この重い内釜を使っては、重いので、疲れるし、手早く米とぎ出来ませんよね。ということで、大きさが同じくらいのボウルとざるを使って、水切りを時短に、そして楽に行います。
コツ2はボウルとざるをつかってとぐ!です。ざるは取っ手付きがベストです!
研ぐときは水が先、そのあとでお米
ボウルと取っ手付きのざるを用意したら、次が最も大事なところです。
みなさん、お米を入れてから水をジャーッと入れていませんか?
これはNGです。
このようにすると、お米に勢いよく水が注がれて、濁り水にお米がつかり、乾物であるお米に濁った水を吸わせてしまうことになります。美味しいお水をお米に吸わせることは美味しいごはんを炊く基本になります。
よく見かける「美味しいご飯の炊き方」にも、意外とこの部分については、書かれていないもの、お米にお水を注いでいる画像が載っているものが多いように感じます。濁った水を吸ったお米と、透明なキレイな水を吸ったお米、どちらが美味しいごはんになりそうか、お水を見ただけで想像できますよね。
魚沼農耕舎の米食味鑑定士がおすすめするやり方は、
①まず取っ手付きのざるに計ったお米を入れておく ②ボウルに水を入れる ③次にざるのお米をボウルのお水にそろそろと入れる ④そして、お水に入ったお米は素早くざるにあけて水を切る ⑤もう一度ボウルに水を入れる ⑥ざるのお米をボウルの水のなかへ ⑦猫の手の形で優しく時計回りでかきまぜる ⑧ざるにあけて水を切る ⑨⑤~⑧を繰り返す |
※たまに、手前にお米を寄せて、掌で押すようにとぎましょうという記事がありますが、今の精米技術は格段に上がっており、押し付けるように研ぐと、逆にお米が割れてしまって美味しいごはんになりませんので、あくまでも米が入ったお水の中を手でかき混ぜるイメージで研いでください。
お米たちのためにお願い致します。
繰り返しの工程は、お米の鮮度により異なります。新米であれば2回もやれば十分ですし、古米の場合は、この工程を丁寧に4、5回程度繰り返すことによって、炊き上がりに断然、差が出ますので、お米の状態に応じて変えてみてください。
きちんと水を計る
研いでざるにあけて水を切ったお米を、いよいよ炊飯器の内釜に投入します。
その後、お水を入れるわけですが、みなさん炊飯器の線に合わせていませんか?
私はその水加減が好きなの!という方はそのままでよろしいと思いますが、なんか、いつも炊き上がりが同じにならないのよね、という方や魚沼産コシヒカリを炊いたら、べちゃべちゃになってしまった!という方は、是非、お水はきっちり計ることをおすすめいたします。
お米と同様にお水もきちんと計りましょう!すりきりとこんもりは約10%も違ってしまいまうのはお米もお水も同じなのです。
基本的にお米は同量の水で炊けますが、1.2倍量のお水が一般的に好まれる固さといわれています。お好みで同量から1.2倍量の範囲でお好みの量を見つけてください。そしてきちんと計って入れましょう。
浸水時間はなくていい
今どきの炊飯器は炊飯時間にすでに、浸水時間が入ってスケジュールされています。
早炊きコースで炊く場合は必要だと思いますが、60分かかるような標準コースを設定される場合はすぐスイッチオンで、大丈夫です。
あとは、炊飯器におまかせするだけです!
蒸らし時間もなくていい
ということで、同様に、蒸らし時間もスケジュールされていますので、出来上がりの合図があったあと、丁寧にじっくり蒸らす必要はありません。
なぜなら、もう炊飯器は蒸らし終わったあとに、出来たよ!とお知らせしているからです。
ですから、お知らせがあったあと、丁寧にじっくり蒸らしていると、ごはんの温度が下がってしまいます!
ごはんが炊き上がってから、まだまだ大切な工程があるので、鳴ったらすぐに炊飯器の蓋をあけましょう!
ほぐしが超重要、炊飯器の炊き上がりのお知らせ後、すぐに!
ご飯炊きあがりの合図があったら、すぐに炊飯器の蓋を開けて、やることがあります!
それは、ほぐして空気を入れることです!
ほぐしの仕方については、紹介も多いように思いますが、私が一番重要だと米食味鑑定協会の会長から習ったことはその温度です。
どんな温度がいいかというと、90℃から95℃のうちに混ぜると、ごはんの表面に美味しいさの層、ぴかぴか、つややかなおねばの層ができるので、美味しいごはんが出来上がります!
低い温度帯で混ぜると、白く濁ったご飯になってしまうのです。高い温度のうちにほぐすのがコツです。
せっかく、6つのコツまで、うまくいっても、高い温度のうちにほぐさなければ、ピカピカに輝く銀シャリはできません。
ほぐす温度は高いうちに!という一番大事なコツです。
如何でしたでしょうか。
知ってる!ということも、えっ?そうなの!ということもあったかもしれません。
もちろん炊飯器で炊いていらっしゃらない方もおられると思いますので、一概には言えないと思いますが、大多数の方が使っていらっしゃる今どきの炊飯器で美味しいごはんの炊き方をご紹介いたしました。
今どきとは言え、魚沼農耕舎にある炊飯器は5年前に買いましたが、浸水不要です。60分の魚沼産コシヒカリコースで炊けば、蒸らしも終わってからお知らせしてくれます。
是非、一度、試してみていただければ幸いです!
そして、魚沼産コシヒカリ 美味しいごはんの炊き方を知ったうえで、是非、実際に私たちの魚沼産コシヒカリをご賞味いただければ幸いです!