魚沼産コシヒカリを炊くときは、ミネラルウォーターがいいの?それとも水道水でいいの?
こだわったお米を購入した時、お米が高級ブランド米の魚沼産コシヒカリなのに、お水って普通の水道でいいの?と悩むことはありませんか?
どうせなら、お水もこだわって、折角の魚沼産コシヒカリを美味しくふっくらつやつやに炊きたい!と思いますよね!
ごはんを炊くとき、どんなお水がお米 魚沼産コシヒカリにベストマッチなのか、お知らせしたいと思います。
お水を炊くときは軟水であれば、ミネラルウォーターでも、水道水でもベター!
ということになります。
何故、軟水で炊くのがよいのかというと、軟水は水の分子の集まりが小さいのでお米にたっぷりと水を浸透させることが出来るため、ふっくらとしたごはんを炊くことができるのです。
とは言え、ひと口で軟水とで言ってもお水も色々です。以下では、お水についてもっと見ていきましょう。
お水の種類もいろいろ
魚沼産コシヒカリでごはんを炊くときに重要な要素としては、水がありますが、お米の種類がいっぱいあるようにお水にも種類があるのを知っていますか?
まず、お水には、硬水と軟水があります。市販のミネラルウォーターでいうと、エヴィアンやContrexなどが硬水で、いろはす、アルプスの天然水、ボルヴィックなどが軟水ですね。
WHOの定めた基準によると
硬度120(mg/L)以上の水は硬水、120(mg/L)未満の水は軟水になります。
この硬度は、水の中に含まれるミネラル類のうちカルシウムとマグネシウムの合計含有量の指標をいいます。飲みやすいミネラルウォーターもありますが、これはちょっとあわないなというものなどもありますよね。
それは、硬度が大きく関係しているんですね。
お水を飲むときにはミネラルを摂取できるメリットがあるのが硬水ですが、ごはんを炊くときにはボソボソとした固い炊きあがりになってしまうんです。
その理由は、米のデンプンが加熱されて膨潤(水を吸収して膨らむこと)するのを、カルシウムが妨げてしまうからです。同じミネラルでもマグネシウムは影響を与えないようです。同じミネラルだから、全て悪影響とは限らないのですね。不思議です。
【参照元:炊飯のプロに聞いた! おいしいご飯を炊くための水問題】
水道水は軟水でも、全国的には硬度はまちまち。
水道水の硬度は、全国でもばらばらです。日本全国平均硬度で50~60(mg/L)くらいになります。おおむね、北海道、東北、中部、近畿、中国地方は硬度が低めになります。それに対して関東、四国、九州、沖縄地方については硬度が高めになっています。
WHOの基準によると、水道はほぼ軟水と言えますね。
北海道や東北・新潟などは豊かな雪解け水を利用できるため硬度は低く、関東ローム層・火山地帯である九州などは硬度が高いといえます。
ちなみ、私たち魚沼市の地域の水道水は平成30年度の平均をみると35(mg/L)の軟水です。(参照:公益社団法人 日本水道協会 水道水質データベース)全国平均から見ると、魚沼のお水はずいぶん軟水ですね。
より美味しいふっくらごはんを炊くには、硬度の低い軟水で炊くのがベスト!
水道水でも軟水ですから、ふっくらごはんを炊けるのですが、全国的にみると魚沼より硬いお水の地域が多いことがわかります。
「魚沼で食べたごはんがあまりに美味しくて、魚沼産コシヒカリを買って帰ったが、自宅では同じように炊けなかった」ということを聞いたことがあります。魚沼の水はやわらかいお水なので、よりふっくら炊くことが出来るのですね。
軟水であれば、ミネラルウォーターでも水道のお水でもふっくら炊けますが、よりふっくらした魚沼で食べるのと同じご飯を求めるならば、是非、魚沼くらい柔らかいお水で炊かれることをおすすめします。
魚沼産コシヒカリと魚沼産のお水だから、相性は最高!ということなのです。