農耕舎通信

天日干しの魚沼産コシヒカリがなぜ美味しいのか、美味しさの秘密とは?

雨の中、みんなでハザにかけた魚沼産コシヒカリが、只今、天日干し中です。

天日干しの魚沼産コシヒカリを食べたことがありますか?大昔はみんな、天日干しのお米だったと思いますが、今はスーパーやお米屋さんで、白いお米が袋詰めされているものを購入される方も多いと思いますので、もしかしたら、

そもそも、天日干しって何なの?

という方もいらっしゃるかもしれません。

刈り取られたお米(もみ)の水分は20%から30%あります。このままでは、次の年お米がとれるまで保存できません。

腐ったり、かびたりしてしまいます。

長期保存するには15%程度まで乾燥させる必要があるため、乾燥機に入れて乾かすのが、一般的です。

その乾燥する部分を、天日(おひさま)に干してもらうのが、天日干しです。

 

天日干しって何が違うの?

天日に干している間に、茎に残っている養分が、米粒の方に下がってくる、追熟するといわれています。

そのため、全部の米粒が美味しくなるのが天日干しです。

食べてみるとわかるのですが、普通の魚沼産コシヒカリよりも、つぶ感もあり、ツヤ、粘り、かおりが増しているというのが、だれでも明らかにわかります。

実際のところ、天日干しの味ってどこまで違うの?

2007年の一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集に掲載された、論文によると、天日干し米の方が味度メーターによる味度値は88で熱風乾燥よりも3高かったそうです。

また、官能検査では天日干しは熱風乾燥に比べて、光沢、口当り、粘り、総合が勝っていると評価された。とあります。

やはり食べてみると明確にわかる違いがある。ということではないでしょうか。

天日干しのお米を作るには?

どうやって、天日干し米を作るかについて、作業的なことについてお話しします。

稲を刈った後、ある程度の束にしてくくり、はざ棒に跨がせるようにして、段々にかけてお日さまに干して、乾かしてもらう方法で、雨もあたる中で干すため、天候により、乾くまでの日数も変わります。適切な水分量まで落ちたところで、棒から外し、脱穀して、茎から籾(もみ)を外します。

 

通常の稲刈りは、あっという間に、コンバインで刈りながら、茎からもみを取り外してつぶつぶの籾の状態になったものを、まとめてに乾燥機にいれて乾かすことができるので、稲刈りをしたあと、2,3日で玄米の袋詰めにされたお米が出来上がります。

しかも、2000㎡(20a)くらいの稲刈りであれば、コンバインで刈るのに要する時間は、田んぼの条件がよければ1時間程度です。

それに対して、天日干しにする場合は、私たち魚沼農耕舎の2020年版の実例でお話ししますと、稲刈りをして、はざに掛けるまで、同じ面積で刈って、束ねて、干すまでで、39時間分作業をしています。

更に、脱穀に要する時間があるので、それは入れないにしても約40倍の作業量!大変手間がかかることがお分かりいただけると思います。

そのため、どんどん、農家の方で天日干しをする方が減っているという現実があります。

そんな中、私たち魚沼農耕舎は今年も、天日干しの魚沼産コシヒカリを作っています!

今年、2020年の私たち魚沼農耕舎の天日干し米は2000㎡(20a)分の魚沼産コシヒカリだけです。

900kg程度の収穫量となる見込みですので、大変貴重な天日干しです。

今ならまだ天日干しの魚沼産コシヒカリを予約できます。

是非、食べてみたい!と思われたあなた。今なら、ご予約可能です。

5kgのご購入で限定100袋ご予約受付中です。

 

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