農耕舎通信

令和2年産米和みリゾット、つきあかりの新米が出来ました!

2020年(令和2年)産米和みリゾット、つきあかりが出来ました!

8月25日から始まった稲刈りですが、順調に籾から乾燥調整を終えて、新米が出来ました!

春の種まきから、5か月間手塩にかけて育ててきたお米たちですが、ようやく稲刈りを迎えました。

でも、実った稲穂を刈ったら終わり。ではありません。

その後にも、まだまだ、工程がありようやくお客様の手元にお届けすることが出来るようになります。

稲刈りからお米になるまでの作業を追ってみていきましょう。

稲刈り+脱穀

コンバインで稲刈りしますが、これは、①田んぼに生えている稲を刈り取る、②実った稲穂を籾と茎に分ける(脱穀)、③茎を細かく粉砕して、田んぼに播くという3つの作業をやっています。(コンバインは非常に高価な機械で、1年に何日も使うわけではないのに、購入する必要があり農家泣かせだと思いますが、3つの作業をしている!ということで自分たちを納得させます。)

こんな感じで、コンバインで刈って籾だけをコンテナに貯め、いっぱいになったら乾燥所へ運びます。

乾燥+脱稃(だっぷ)

次は乾燥です。お米は、刈り取られた後、水分が多く20~30%あるため、長期保存に向きません。そのため、15%程度まで乾燥させます。

籾のまま乾燥機を通って適切な水分量まで乾燥されたお米(籾)は、一般的にはロールと呼ばれることが多いのですが、籾摺り(もみすり)をされて、もみ殻がらがむかれます。写真のようなロールを通ることによって、米はもみ殻とお米に分かれて、玄米の状態になります。だから、籾摺りは魚沼では籾摺りとは呼ばず、「ロールする」と呼ばれることが多いのだと思います。

そして、その後、色彩選別機という光によって色の違うお米をエアーで吹き飛ばすことが出来る機械で、カメ虫に食べられて黒くなってしまったお米や白いお米を吹き飛ばします。

 

そしていよいよ袋詰めされて、パレットの上に載せられます。

農産物検査

でも、まだ、販売は出来ません。農産物検査を受けていないからです。

お米は資格を持った検査員から農産物検査を受け、品種と等級を証明してもらってから、お客様への販売が可能です。

(写真はコシヒカリのものです)

このように等級の印と新潟県検査協会からもらった検査日と検査員の名前が入って初めて、その品種として販売できるのです。

9月9日の初検査で等級をもらい、お米の卸し業者さんのところへ行くことになっています。

ようやく販売できます!